纏う人と育む衣

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————-日日の衣————-
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日日の変化を見届けている時も
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大地に向かい合い
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土や風と戯れている時も
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衣を纏い暮らしています
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わたしたちと
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大地との関係は変化していて
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衣もその変化に比例していると感じています
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ひとりずつの暮らし方に寄り添って
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衣の形は変化する
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”まずは今、此処に在ること”
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から、全てが始まります
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わたしたちが暮らす日本において
在る、素晴らしい素材であり
伝統の衣といえば着物
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着物といえば、絹
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絹は、軽くて濡れても乾きやすい
夏には肌にぴたりとはくっつかずさらさらとしていて
冬にはさらさらながらに保温力が在るというか・・・
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柔らかな皮膚が一枚覆うような感覚を私は感じています
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包み込んでくれるような感覚でしょうか
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”纏う”という言葉がしっくりきます
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日常ではなかなか着ることが少なくなった着物を用いて
わたしたちが暮らす現代において
今一番必要なカタチに組み直すことで
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さまざまな、美しい”意識”が
モノとしてカタチを生み出していること
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そのことを感じながら
静かな心のよろこびと
四季折々の季節の移り変わりの奇跡が
わたしたちの身体のなかでも巡っていること
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共有できる時間にしたいと思っています
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食事はこちらの大地で採れた恵みを一緒にいただきましょうね
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仕立てられたものを解く
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仕立てた人の想いと
ひとはりひとはり
解いていく時の
次へ向かうよろこび
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日日の暮らしの中で
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すこしずつ
じっくりと向き合う
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飽きたらその日は
それでおしまい
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別の日に解いてみる
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新たなるカタチとなり
イノチが注ぎ込まれ
暮らしの彩りを纏う
よろこびを
思い描きながら
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四角い布に
ほんのすこし鋏を入れる
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一直線に針を刺す
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線はその人
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針を刺す線と文字の線は似ている
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野良着
日常着
出掛着
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この衣の一直線は
纏うと
曲線を描く
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あるく
はしる
とまる
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まるで
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まわる
おどる
なびく
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